REPO
[LIVE]ニモドル


AIR tour 2005
SHIBUYA-AX
TUE 6th DECEMBER 2005


 寒い真冬の空の下。渋谷。
 AIR tour 2005のファイナル。

 順調に入場。
 開演も定時近くになりそうだ。

 それまでのSEがフェイドアウトし『DUSTY ROAD』が大音響で流れ始め、ライトが落ちる。
 薄闇の中からAIR登場。
 白いキャップにオレンジのラグラン、ジーンズ(見に行ったライヴ全部これだったなぁ・・・)。
 最初に持ったギターはムスタングではなくテイラー。どうやら違う曲から始まる模様。
 そして『Greetings From K.』を優しく奏で出す。
「どうもこんばんは、AIRです。最後まで思いっきり楽しんでいって下さい」と、いつもの挨拶。
 今日も伸びやかに『凪』を唄うAIR。何度聴いても『凪』のハモリは絶品だと思う。曲の最後も佐野さんと顏を合わせ、ためて終える。 佐野さんカッコいい(シンバルを叩いては止め、次のシンバルを叩いては・・・の繰り返しが個人的にはツボ。)!!会場からも微笑ましい笑いがうっすら起こる。なんかすごいいい雰囲気で始まったなぁ。
 最高の笑顔を保ったまま『海へ行く』へ。のびのび唄って『SUNSET』へ繋げる。自分も顏が緩みっぱなし。親指を立てて「グッジョブ」。
 テイラーを置いて、マイクだけを持つ。『ここで確かに』のイントロが流れ出し、センターへ出て来る車谷。ハンドクラップを煽り、勿論会場もそれに応える。
 唄いながら左に移動する時に、ケーブルがライトに引っかかって危うく倒しそうになる。思わず(届くはずもないのに)手を出してしまう(笑)。会場が一体で、皆AIRを愛していて、どこもかしこも笑顔で・・・。唄い終わり、感謝の意を仕草で示す車谷。
 短いMCの後はムスタングを携えて『LUCY,CAN YOU SEE ORION?』。間奏中、指に見とれてしまう・・・。やっぱ名曲だよな。
 続けては『KISS ME AGAIN』with JAGUAR。「Ohoo!go!」と気合いを入れて唄い出す。会場も「oi!!oi!!oi!!」と気合。
 最高のラインナップだな『LIBERAL』と続くなんて。

 「その目で Finght for your right! その手で Finght for your right!
  この目で Finght for your right! この手で Finght for your right!」

 AIR的『第九』とか思いながら。
 そして『EVERYTHING,OR EVERYONE AND EVERYTHING,OR PEACE』で5速に入り、その瞬間AXではAIRは神になり(両手を広げるその仕草なんか神そのものだろ?)、信者と化した会場は一緒に唄い崇める。無数に上がるピースマークも宗教めいている。
 JAGUARにキスをする車谷。
 本当にカッコよかった。降り注ぐダイバーの土足を頭に受けながらこのまま死んでもいいと思った。人って幸せな時に時が止まって欲しいと思うってこういうことだと判った。
 ガリガリと引き裂くように弾いたJAGUARを労うように最後に何度も口づけをする車谷。ゾクッとした。すごい・・・反動でしばし呆然としてしまう。
「年が明けたら10年になるらしく、来年もひとつ10周年よろしくお願いします」と、MCにて挨拶。
 『MY RHYME』『My Favorite Things』『goldfish』はまったりとした時間。曲順を入れ替えたのは正解だと思う。
 JAZZMASTERも登場。曲もギターも新旧織り交ぜと言ったところで『NO KIDDING』と『It's A Beautiful Day』。
 『It's A Beautiful Day』はアルバム発売されてから初めてライヴで聴く。結構印象が違う。ライヴの方が好きだな。
 そして『24years Old』の時間です。イントロの佐野さんとの掛け合いがとてもよい。楽しんでて楽しませてる。
 広いAXのステージで飛び跳ねる車谷。
 おどけて、アメリカのロック歌手みたいに片足でトトトッとステップを踏みながらギターを弾く(言葉の壁を感じる・・・)。
 極めつけは夫々のソロ演奏。素晴らしいったらない。聴き入ってしまった。車谷は無邪気な(としか言いようのない)顏で、立膝でイスに座ってその演奏を見ている。
 特に渡辺さんがすごかった。次の『Funk Core』が霞むくらい。
 会場の手が頭上に上がり『put your hands up』。車谷もそれを煽る。中央に出てきてサビを歌わせる。
 ここでちょっとしたアクシデント。渡辺さんがBASSを持ち替えてしまう。まだ次の曲でも使うのに。車谷がスタッフと渡辺さんに「まだだよ」と合図を送る。慌ててBASSを持ち直す。笑いの堪えないステージ。
 力強く『ME,WE.』を演った後は本編オーラスの『We Can Sing A Song』。
 ハンドマイクで右へ左へ。飛んだり踊ったり。中央で煽り、そのステージの高さと近さで、首が痛くなるまでその姿を見つめ続け、お遊戯がうまく出来た子供のように、それを見てもらいたくて、懸命にハンドクラップをする会場。 車谷は渡辺さん側にあるアンプに飛び乗って、ウッドベースを動かしたり。
 ラストはストラトキャスターを弾き倒し、左端、右端に膝で滑り込んだり、魅せるステージも充分で、近年にない充実のしかた。
 笑顔でピックを投げてステージを去る。

 アンコールは、例によってマンドリンを携えた渡辺さんと登場。
 これからの予定を少々話しているときに「来年か再来年か判りませんがまた逢いましょう」なんてまた気になることを言う。
 アンコールでかぶってきた「LIFE」のロゴのキャップについて「事務所の社長に手作りなんです・・・と言うのは嘘で、バーニーズNYで見つけてプレゼントしてくれたんですよ。クールですよね」と嬉しそうに話す。
 この季節に聞きたくなる曲を・・・と言って『Hallelujah』を。
 もう一度メンバー紹介をして『ポテト〜potatoes〜』。
 セットリストを変えることなくまったりなんだな。最後の『Sleep Well』まで同じで。
 腕をぐるぐる回しながらギターを弾いている姿は誰かとかぶる・・・。
 最初にステージを去る。ピックにキスをして高く放り投げる。サニーさん、渡辺さん、佐野さんと、それぞれ深く一礼して誰もいなくなる。
 終わりだ。

 もう一度アンコールの声は届かなかったけれども、素晴らしいステージに満足。ずっと見ていたい。


The End


SETLIST & GUIATERS

01_Greetings From K.
02_凪
03_海へ行く
04_SUNSET
05_ここで確かに
06_LUCY,CAN YOU SEE ORION?
07_KISS ME AGAIN
08_LIBERAL
09_EVERYTHING,OR EVERYONE AND EVERYTHING,OR PEACE
10_MY RHYME
11_My Favorite Things
12_goldfish
13_NO KIDDING
14_It's A Beautiful Day
15_24years Old
16_Funk Core
17_put your hands up
18_ME,WE.
19_We Can Sing A Song

en〜
20_Hallelujah
21_ポテト〜potatoes〜
22_starlet
23_Sleep Well












































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