REPO
[LIVE]ニモドル


AIR tour 2005
LIQUIDROOM ebisu
WED 09th NOVEMBER 2005


 随分と待たされたような気がする。いや、実際に待たされた。いつも15分遅れで始まるところ、更に5分。

 Tシャツとジーンズと言う軽装(いつものことだが)で登場する。2年前の夏に売っていた黒メッシュのキャップを後ろ向きにかぶり。
 立ち位置が変わった。って言うか戻った。
 開演前から気になっていたのだが、高い丸イスが置いてあって、その上に布がかぶせてある。どうやら普通に座るらしい。
 見慣れないギターを携えて浅く腰をかける。
 まず1曲目に驚かされる。なんと『MY RHYME』。色々な意味で「えー!!」って感じ。歓喜と落胆がない交ぜになった様な感情。いわゆる複雑ってヤツ。
「こんばんは、AIRです」と、とつとつと唄いながら挨拶して、次は何だろう・・・って『My Favorite Things』なんだ!!うーん・・・すごいトコ来るね。曲自体は好きだけどさ。
 そして一旦息を整えて弾き始めたのは『goldfish』だし・・・。
 倒れそうになりました。今回もこういう路線で演るのかと。
 いやいやまだ序盤。始まったばかり。決め付けるのはまだ早い。
 3曲終わって拍手も控えめ。うーん・・・。
「一年振りのライヴにたくさんの方に集まって頂けて嬉しいです。楽しく初日をぶっ飛ばしていきたいと思います。」
 そして「じゃあ懐かしい曲を」と、『LUCY,CAN YOU SEE ORION?』。イスを立つ。帽子も前に向け。
 いい感じに唄い上げ、佐野さんのドラムで『KISS ME AGAIN』!!上がるねぇ。ジャガーだった?ジャズマスターだった?
 盛り上がる中続けて『LIBERAL』。暴れたい俺としては血が騒ぐリスト。初日だから抑えないと。ちゃんと聴かないと。QUATTROでな。
 サビを会場に唄わせるのも定番であるけれども久し振り。応える会場も待ったましたとばかりに。いい歌詞だなぁ・・・じーん。
 更に息もつかせぬ選曲で『EVERYTHING,OR EVERYONE AND EVERYTHING,OR PEACE』。サビの、ステージ上4人のハモリがすごいよかったなぁ。2コーラス目では会場に唄わせてた。これもものすごくよかった。 あまりにも語彙が貧困であるが・・・。
 ガリガリと、かきむしる様に弾くギターもものすごくカッコよくて、フロアのピースも本当によくて、ステージをクルクル回りながら踊る車谷もめちゃくちゃよくて。
 MC。
 「AIRー!!」の掛け声に「えぃ」と応えてみたり。
 ・懐かしい曲をやったら耳鳴りがすごくてと独り言のように。
 ・2年振りにアルバムが出る事。
 ・日本の音楽シーンから片足踏み外していて、少しのスタッフにしか相手にされないので、これだけいれば充分だと、LIQUIDROOMの客を指して言う。
 最後に「いい人生だ」としみじみ(笑)。
 MCに続く新曲『Greetings From K.』はカントリーっぽい曲で、またイスに戻る。2コーラス目でリズム隊も入り、自然と会場から手拍子が入る。 車谷が「おやっ?」っと、そしてすぐすごく嬉しそうな笑顔を見せる。改造テイラーが大活躍。
 『新しいステージに乾杯』まるで今日の日の様。
 とても馴染むお次は『凪』。イントロが少し長くて違うかなと思った。新潟のアコースティックライヴでぐだぐだなの聴いたけど(あれはあれで俺は好きだけど)、ちゃんとしたのは久し振り。 なかなかいい曲で唄う。「皆忘れてると思いますが・・・」なんて言う曲紹介してるし(笑)。
 次も新曲で『海へ行く』。これもカントリー調。ストレートで歌詞の風景が浮かんできそう。
 『SUNSET』ゆるいたゆたう時間。まったり。
 ギターは持ったもののほとんど弾かず座ったままで唄う『ここで確かに』。サビでは立ち上がり、ギターを置いてマイクを持ち中央まで出てくる。こんなん見るの記憶にある限りでは初めてかも。つーか、好きだな、やっぱこの曲。
 間に「何が言いたいんだかさっぱり判らない」とか言うMC挟みつつ、また懐かしい曲『NO KIDDING』。
 『It's A Beautiful Day』は今までにない感じの曲。結構好きだ。この曲はゴズペルチック。
 定番だけど『24 years Old』はやっぱり演って欲しい曲。でも最後は長すぎるなって思っちゃうんだけれども(笑)。佐野さんのソロドラムも久し振りだ。相変わらずカッコいいし。
 『put your hands up』で会場一体の手拍子。今日はアイバニーズじゃなくてギブソン335だったな。
 最近決まりな2曲ですが『ME,WE.』つなげ、本編の締めは『We Can Sing A Song』。
 かなり最高!!ギターは持たず、ステージ上を動き回り歌う姿がものすごいカッコよい(こればっかりだな)。会場の手拍子がそれに拍車をかける。
 車谷の嬉しそうな顏が忘れられない。最後はギター弾き倒す。
 大合唱になって大団円。

 アンコール。
 ツアーグッズの白Tシャツを着てAIR再登場。後は渡辺さんだけ。マンドリンを携えて。
 何度も帽子をかぶり直しながらMC。Tシャツの話の時、渡辺さんがポーズを取ってたのが個人的にはツボ。
 曲紹介で「ハレるら」といい間違える(笑)。
 「怪しい二人組みのユニット」は静かに曲を語り出す。
 マンドリンの澄んだ音色が牧歌的な曲を引き立てる。草原を走る風の様。
 佐野さんとサニーさんも登場し、メンバー紹介。
 『ポテト〜potatoes〜』にまつわるエピソードを少し話してから、『potato』と英語の発音で曲紹介をした後に『ポテト』と日本語で言い直す。
 タイトルから考えるより深い曲。重い曲。
 『starlet』のアコギなのにすごい金属的な弦の音って前からだっけ?悲しげに響く。
 最後の曲のイントロが流れ始めると、ステージの後方でライトが回転し、光の筋が会場を射抜く。フローリッシュツアーでの『nero』の時みたい。でも流れているのは『GARDEN』に似た曲。 ステージにはちゃんと車谷がいる。皆いる。アルバムの最後にクレジットされている『Sleep Well』と言う曲らしい。
 歌が終わると車谷はステージを去っていった。一人一人帰っていく。
 寂しいような気がするが、それでもいいと思った。
 まだ東京だけで2本控えてるからかもしれない。演出的に悪くなかったかもしれない。もうちゃんと戻ってきてるからかもしれない。

 しっとりよかったライヴ。概ね満足。

The End


SETLIST

01_MY RHYME
02_My Favorite Things
03_goldfish
04_LUCY,CAN YOU SEE ORION?
05_KISS ME AGAIN
06_LIBERAL
07_EVERYTHING,OR EVERYONE AND EVERYTHING,OR PEACE
08_Greetings From K.
09_凪
10_海へ行く
11_SUNSET
12_ここで確かに
13_NO KIDDING
14_It's A Beautiful Day
15_24 years Old
16_put your hands up
17_ME,WE
18_We Can Sing A Song
en〜
19_Hallelujah
20_ポテト〜potatoes〜
21_starlet
22_Sleep Well












































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