REPO
[LIVE]ニモドル


AIR acoutic tour「the bread of life」
京都 磔磔
SAT 21th MAY 2005


 いつも迷うので一度偵察に。リハの『夏の色を探しに』『ハレルヤ』を聴く。

 磔磔の控え室は、梯子に近い感じの階段の上にある。屋根裏に近い。
 ステージに出るには客のいるフロアの間を通らなければならない。
 おそらく"道"と思われる間があるステージに向かって左寄り中央円形テーブルに場所を取る。たぶんとても近いところを通っていくだろう。

 定時、階上にAIRが姿を現す。拍手。
 思った通りの場所を、膝を擦れ合わすほどの間(幅1mもない)を通ってステージに向かうAIR。
 「こんばんはー」と一言。俯いてチューニングを始める。
 本日の1曲目は『リヴ』。今日はほとんど会場を見ない。瞳を閉じて、伸びのある声でとつとつと唄い上げる。
 続けて『Yawn』『HELLO』。テンポも心なしかゆっくりしている。
 何ヶ所か回ってきて、よく言えば肩肘張らずに落ち着いてきて、悪く言えばある程度こなれてきて・・・。
「どうもこんばんは、AIRです。京都の皆様お久し振りです」といつもの挨拶。
 1週間前に大阪にきたことを話し、その後回った場所をとっさに言えなくて会場から教えてもらうAIR(笑)。笑いが起こりしきりにもう一ヶ所あったような気がする・・・と独り言のような・・・(笑)。
 すっごく緊張するけど、だんだん気持良くなって、いい感じになってきたと照れながら。
 こんな感じなのでゆっくりと聴いて楽しんでやって下さいと、いつものAIR語録。
 最近AIRは「隠居したの?」「音楽やめたの?」「人生諦めたの?」(うわー、どれも笑えない・・・)なんて言われますが、近況を報告しながらやっていきます、なんて言いながら次の曲の準備。
決まりきったものは面白くないので何も決めずにやっているが、その中でもやりたい曲があって・・・と、タイトルだけ書いてある紙を見ながら「次は・・・Last Dance」
 今日はやけにウィスパーボイス(笑)。
 『Good To See You』のカッティングギターはカッコいいし、力強いし。
 馴染みのないイントロで始まった曲は『one way』新潟ではやらなかった曲だ。めちゃくちゃいい声でビックリ。
 この後ギターをチェンジしてチューニング。
「いつもはえらそうにやってもらってますが、今回は3人で回っているので(チューニングに)お時間取ります」
 少しシーンとなったところでおもむろに「皆さんは楽器をやりますか?」ちらほら会場から答え(笑)。
「時間稼ぎにどうでもいいことを話してるわけじゃないですから(笑)」
 その後もチューニングしながら、ギターは3弦を合わせるのが構造上難しいとかもにょもにょ・・・。
 チューニングも終わり「さて次は・・・」客の「HEAVENLY!」の声に「HEAVENLY・・・HEAVENLY?HEAVENLY?」会場大笑い。タイトルと曲が一瞬結びつかなかった様子。
 リクエストが通り『HEAVENLY』。これも新潟ではやってないな。てか、今ツアーでは初めてか?
 『NEO KAMIKAZE』で転調でうまくキーがあわせられなくて唄い直したり。なんか微笑ましい(笑)。
 『夏の色を探しに』を唄った後、ぼそりと「かなり動物園ぽいですよね」さらに動物になってみたり(笑)。
 オーストラリアでの話の中でいろんなところに行ってみたり、ちょこちょこ曲を創ったりとか語り、日本ぽい童謡や唱歌が好きで(例として『ドナドナ』を唄うも、『ドナドナ』は日本の曲じゃないと自分で突っ込む)、 創った曲もみんなのうたみたくなってしまったと、ここでタイトルも決まっていない新曲。日本ぽいって彼は言ってたけど、オレはスコットランドとかの民謡っぽい感じがした。つか童謡とかって結構万国共通なのかもなって思った。
「京都の皆さんに聴いて貰おうかなと思います」
 なんか同じような雰囲気で『Hallelujah』。ツアー中ずっとオリジナルはクリフ・リチャードだってうろ覚えで言ってたけど、レナード・コーエンだって昨日寝てて思い出したと、沸かせる(笑)。「違うじゃん!!」て、また自分で突っ込む。
 いい感じにしっとりしてきたところで『daybreak』。第一部終了。

 恒例の物販&休憩。
 一回控え室に戻ってからすぐに降りてきて、ドリンクカウンターに自ら並ぶ。ハイネケン片手に、求められるまま握手や会話をしたり。
 正座で物販をやってみたり(笑)。

 15分強の休憩の後、まだざわついた中くわえタバコでAIR再登場。
「あまり皆さんの前でタバコを吸うのは好きじゃないんですが・・・今日はまあいいか。やめられない!!」と吐露。
 火のついたままのタバコを灰皿において、爪弾くは『Put Your Hands Up』。紫煙がゆっくりと立ち昇るのと曲のアップテンポさがミスマッチで不思議な心地がした。でも気持ちが良かった。
この順番は定番らしい『I HAVE A DREAM』。そのうちAIRの逸曲になりそうだ。
 一転して『goldfish』『starlet』。
 再びMC。どこか出してくれるところがあれば夏にでも新曲を・・・。今後の予定はなしとか言ってるし。ACIDMANのイベントは?RIJフェスは?さらに仕事の時はちゃんと帰ってきます、日本に帰ってきますとかも言ってる。 また海外に?レコード会社契約切れ(MUFUSのアルバムのクレジットではちゃんと東芝EMIが記載されてたけど)?むむむ・・・。
 ライヴは佳境に。
 AIRがきっかけで結婚した2組を含めと『TODAY』。
「じゃあ、最後に『ここで確かに』を唄わして下さい」と第二部も終了。

 すかさずアンコール。
 ハイネケンを片手に階段を下りてくる。
 会場からの「ステキ(男)!!」の声に、軽妙に「お前も」と返す。
「楽しい夜をありがとうございます」今年も・・・今年はと、いい直して新しい曲を出します宣言。ぜひ。
 アンコールは『泡沫の虹』と『Hair Do』。感動です。
「どうもありがとうAIRでした。またね、おやすみなさい」なんてアコースティックライヴならではな挨拶。
 こうして京都のゆるやかな時間は幕を閉じたのでした。


The End












































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