静かに爪弾く『GOOD TO SEE YOU』のイントロ。なんとなく「らしい」始まり。なんとなく予感していた。
そこに立っている事が嬉しくて、泣きそうになりながら次の曲を待つ。『HELLO』がゆるく続く。曲間、車谷は何度も遠く近くに手を振る。
自分達の方に向いていようがいまいが関係なく手を振り返す観客。誰もその瞳に映されたくて懸命に振り返す。
佐野さんの動きで次の曲が『HAIR DO』だと判る。横浜アリーナでは最後に演った曲目。ストリングスのイントロが流れると歓声が一層大きくなる。
長いこの曲の中で、車谷は必ず大気を抱くように両手を広げる。何かを愛おしく感じている表情。その顔が愛しくてたまらない僕ら。
休むことなく『TODAY』。人気がある曲らしくまた「オー!!」と言う歓声。
会場から悲鳴に近い声が上がり『Me,We.』。
「横浜、come on!」の声に「me,we!!me,we!!」の大絶叫。
「24 years old!!thank you!!」と車谷が叫びクライマックスへ。
踊ってるよ、車谷、いつも通り踊ってるよ!!
長い長い演奏が終わり「どうもありがとう!!AIRでした。また逢いましょう」なんてあっさり下がってしまった・・・。
1年待ったんだ。まだまだ足りない。
鳴り止まない拍手の中アンコールの登場。出て来たのは車谷一人きり。
「気がつけばもう12月・・・今年は皆さんどんな年でしたか?」
もう一度観客とスタッフに笑顔で礼を言う。
「ここからは僕一人で唄います」えー!!弾き語り!?「来年が素晴らしい年になるように」と『I have a dream』。えらく感動的。ついサビを口ずさんでしまったり。
またもや涙腺刺激。