REPO
[LIVE]ニモドル


AIR 2004
YOKOHAMA BLITZ
FRI 17th DECEMBER 2004


一足早いクリスマスプレゼントと言ったところ。最前にて。

かなり入っていると言っていいと思う。2階席も埋まっている。
15分遅れで車谷がついについに現れる。本当に帰って来た。
かなり観客と温度差のある登場。「おかえりー!!」の声に特に応えるわけでもなく。しかしその顔は晴れやかだ。

着古した(と思われる。言い換えればよれよれになるほど気に入っている・・・のかも)Tシャツにケツにロゴの入ったジーンズと言う出で立ち。口周りにはうっすらと髭が。 髪も黒くなっている。

静かに爪弾く『GOOD TO SEE YOU』のイントロ。なんとなく「らしい」始まり。なんとなく予感していた。
そこに立っている事が嬉しくて、泣きそうになりながら次の曲を待つ。『HELLO』がゆるく続く。曲間、車谷は何度も遠く近くに手を振る。 自分達の方に向いていようがいまいが関係なく手を振り返す観客。誰もその瞳に映されたくて懸命に振り返す。
佐野さんの動きで次の曲が『HAIR DO』だと判る。横浜アリーナでは最後に演った曲目。ストリングスのイントロが流れると歓声が一層大きくなる。 長いこの曲の中で、車谷は必ず大気を抱くように両手を広げる。何かを愛おしく感じている表情。その顔が愛しくてたまらない僕ら。
休むことなく『TODAY』。人気がある曲らしくまた「オー!!」と言う歓声。

ココでやっと一息・・・。
「こんばんは、AIRでーす。お久し振り(笑)」あー、一緒だー。つい最近ライヴ演ったみたいに普通だー。
左右に移動して深々とお辞儀。また中央に戻って「皆さん元気でしたか?私はすこぶる元気でした」と破顔して言う。

一年振りのライブに来てくれてありがとうなどのお礼を言いつつ「ピースにハッピーに楽しくやらせてもらいます」と流れ出したのは『DOG RUN』。AIR躍動の章が始まる。
『TELL ME MORE』のステージ上のパワフルでジャジーな演奏とは相反していまいちノリどころが判らない曲なんだけれども、笑顔でギターをかき鳴らす車谷の姿が見られるだけで気持ちが満たされてみたり。
次の『FUNK CORE』でフロアのテンションが上がる。軽くダイバー出現。時折ハウリング。少し耳障り。
似たような選曲が続き『LIAR』。
その次の『BICYCLIST』はかなり好き。転調前のタメは健在。かなり長め。嫌じゃない。むしろ好き。サニーさんのシンセがきれいだななんてウットリしている自分。
なんだかシーン『one』だな・・・。

後ろを向いて水を飲みタオルで顔を拭く。何故か会場も何も言わない。とても静か。
車谷も何も言わない。

少し間を取り、次もやっぱり『one』から『goldfish』。サニーさんとハモリもまったり。
アコギが登場したのでやっぱり『夏の色を探しに』。いい曲だな・・・しみじみ・・・。
ああ・・・聴かせの章に突入したんだと『Heavenly』あんまりアレンジ好きじゃないな・・・。『The sea of bed』サニーさんが鍵盤を軽やかに撫でている。車谷の声がエロチックだ。

でも少し眠いかな・・・。

再び小休止。
やはり誰も何も言わない。言葉を発しちゃいけないような雰囲気。

突然爆音。佐野さんのドラム炸裂の『Honey Cow』。やっぱりこれは演るんだな・・・。
『Last dance』の定番フリ。自分なりに声のない声援を送っているつもり。

一度暗転し、ソデから手渡されたあの七弦!!!!警備のスタッフも俄かに動き出す。あの曲かあの曲だ。
ラテンの曲調に手を空へ押し上げ『Put your hands up』。涙が出てくる嬉しさったら。
車谷もそれを誘う。
大多数が頭上でCLAP HANDS。
2度目のサビでは会場の大合唱。
これはジャンプしなきゃだめでしょ。
3度目のサビも会場が車谷を後押し。
ダイバー続出。いいよ、許すよ、この曲では俺だって飛びたくなる。
聴きたくても聴けなかったから余計に嬉しい。めちゃくちゃ上がる。

会場から悲鳴に近い声が上がり『Me,We.』。
「横浜、come on!」の声に「me,we!!me,we!!」の大絶叫。
「24 years old!!thank you!!」と車谷が叫びクライマックスへ。
踊ってるよ、車谷、いつも通り踊ってるよ!!
長い長い演奏が終わり「どうもありがとう!!AIRでした。また逢いましょう」なんてあっさり下がってしまった・・・。
1年待ったんだ。まだまだ足りない。

鳴り止まない拍手の中アンコールの登場。出て来たのは車谷一人きり。
「気がつけばもう12月・・・今年は皆さんどんな年でしたか?」
もう一度観客とスタッフに笑顔で礼を言う。
「ここからは僕一人で唄います」えー!!弾き語り!?「来年が素晴らしい年になるように」と『I have a dream』。えらく感動的。ついサビを口ずさんでしまったり。 またもや涙腺刺激。

なんと次はカバー曲『Hallelujah』。しっとり唄い上げる。

ステージが暗くなり他の"AIR"メンバーが登場。
『daybreak』がゆっくり。『泡沫の虹』ではサニーもアコギを持ってハモる。最後のタメも前ツアーと同じだった。
そろそろお終いかなと思っていたら誰一人ステージを去る気配がない。
車谷がマイクに向かう。『Starlet』だ。
最後の最後にメンバー紹介。
「AIRでした。また逢いましょう」
ソデに引っ込む前に投げたピックが中を舞う。


The End



















































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